FXの自動売買とは

※注意:この記事は独自の見解を記事にまとめたもので、絶対を保証するものではありません。
FXはあらゆるリスクがありますので、必ず自己責任で選出をお願い致します。

はじめに

FXには大きく分けて

●自分で分析をしながら売買のタイミングを決めていく「裁量トレード」

●システムが自動で売買を繰り返す「自動売買(システム)トレード」

の2種類の取引手法があります。

自動売買は、最初に設定を行っておけば、後はシステムが自動的に取引を行なうため、サラリーマンやFX初心者でも取引を行えるというメリットがあります。

また、取引に感情が入らないので、一時的な感情に惑わされずに取引を実行できます。

広尾
広尾
焦って取引する必要がない分、メリットが大きいですね

FXの自動売買とは?

そもそも、FXの自動売買とは、FXの取引をシステム化して、自動的に売買することです。

例えば「ドル円の価格が110円になったあと、1円下げて109円になったところで買う」と決めておくことです。

自動売買とは逆に、トレーダー自身が価格動向を確認しながらトレードすることを裁量トレードといいます。

自動売買はまずは安定したトレードを目指す初心者に向いていると言えますが、中には悪質なシステムを提供しているものもありますので、注意が必要です。

質の高いFX自動売買システムを選出するポイントについてはコチラの記事を参考にしてください。

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自動売買の3つのメリット

①パソコンの前にいなくていい

裁量トレードだとチャンスを逃さないために、パソコンの前にいる時間が長くなりがちですが、自動売買ならシステムがトレードを続けてくれるので、パソコンの前にいなくても、チャンスを逃さずトレードができます。

②トレードが安定する

裁量トレードの新規注文や決済では、トレーダーの心理状態が大きく影響します。例えば、損失を確定する損切りの局面でなかなか決断できなかったり、逆に、利益方向に価格が動くとすぐに利益を確定してしまい、その後の利益をとりそびれることもあります。

自動売買なら、そういったトレーダーの心理状態とは関係なく、新規注文も決済注文も全て自動で行うので、非常に安定したトレード内容となります。

③専門知識不要

裁量トレードには多くの知識や技術、経験が必要ですが、自動売買ではシステムによって安定したトレードを実現するので、テクニカル分析(過去の値動きから今後の動向を予測すること)は不要です。初心者向きのトレード方法ともいえます。

自動売買3つのデメリット

①トレードの自由度は低い

自動売買は最初に設定したシステム通りのトレードを繰り返すので、トレードのポイントを掴んでくると物足りなさを感じるかもしれません。

②ある程度の基礎知識は必要

システムの設定は自分で行うので、ある程度の基礎知識は必要です。例えば、トレードする通貨ペア、トレード量、値幅などは自分で決めなければなりません。

多くのFX会社が、おすすめ通貨ペアやトレード量、値幅などを提案するシステムを用意しているので、そういったシステムを利用するのも一手です。

③手数料が発生することがある

FX会社によってはトレードごとに手数料がかかったり、手数料はないが「スプレッド(トレードごとに発生する手数料に似たもの)」のある自動売買を提供しているFX会社もあります。トレードごとに発生するコストなので事前に把握しておくことが重要です。

FXの自動売買の種類

●リピート系
一度稼働させると設定されたタイミングでトレードを繰り返すシンプルな自動売買システム。

●選択型
稼働させるシステムをあらかじめ用意されたシステムの中から選択する自動売買システム。

●設定型
ユーザーが自由にシステムを設定する自動売買システム。
※システムの設定にある程度の知識や経験が必要なので、初心者向きとはいえません。

世界中のトレーダーが利用している「MT4」は、あらゆる自動売買システムに対応しているトレードプラットフォームです。カスタマイズ性の高さが魅力で、自作システムを稼働させたり、無料システムをインストールして利用できます。

自動売買で儲けるコツ

●メジャーな通貨ペアを選ぶ

米ドル、日本円、ユーロは流通量が多いため、急な価格変動が少なく値動きが安定しており、自動売買システムから外れた値動きが起こりにくいため、自動売買と相性がいいといえます。

● 相場状況に合った設定をする

「トレンド」と「レンジ」を分けて設定します。「トレンド」とは一方向に動き続ける相場のことで、「レンジ」とは一定の価格帯を行ったり来たりする相場のことで、それぞれに合わせたシステム設定にしておくと、自動売買システムが効率よくチャンスを拾ってくれます。

自動売買ツールの選び方

まずは大きな利益を狙わず、少しずつ運用して売買に慣れるには、少額トレードが可能なFX会社を選ぶのも大切です。

トレードのコストには手数料とスプレッドがあるので、各社の公式サイトをチェックして選ぶようにしましょう。